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家づくりコラム
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寒さ対策と和室の効果
- #家づくりの疑問
2025.1.26.Sun
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家づくりコラム
このところ、大きな寒波により、本当に寒い日が続いていますね。
しかし、寒さ対策を暖房機器に頼るだけでは光熱費もあなどれません。
そこで今回は、心も身体もお財布も温かくなれるよう、今からできる寒さ対策をご紹介いたします。

○ 手軽に取り入れられる寒さ対策3選
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①エアコンの設定温度は、20度目標!
電力需要の関係でやむを得ないとしても、エアコンは、夏の冷房時よりも、冬の暖房時の方が電気を使うそうです。
室温を20度に設定したり、エアコンフィルターをまめに清掃したり、エアコンの風向きは下向きにしたり……と、できる限りのことは実行しましょう。
さらに家でできることといえば、「扇風機などで天井の暖かい空気を対流させる」「省エネ性能の高いエアコンに買い換える」といったところでしょうか。
皆さんのご家庭では、暖房機器などの家電製品、上手に活用できていますか?
エアコン以外にも加湿器など便利家電があるようなので、並行して暖房効果を高めつつ、設定温度が低くても暖かく過ごせる方法を取り入れてみましょう。
②寒さを防ぐ服装は、「3つの首」がポイント
身体を暖かく保つためには、3つの首(首、手首、足首)を暖かくするといいそうです。
タートルネックやハイネックの服を着たり、ショールなどで首回りを暖めるのもよいでしょう。
暖房をつけていても、足元はスースーします。裏生地にフリース素材が使われたスカートやパンツ、膝かけを使ったり、レッグウォーマーや丈の長い靴下を使ってみましょう。
③ぬくもりを逃がさない居住空間を作ろう!
冬の暖房時の熱が窓などの開口部から流失する割合は、約6割といわれています。
二重窓(サッシ)を取り付けられる場合は、寝室やリビングなど、優先順位の高い部屋から取り付けられるといいのですが、費用もかかりますし、賃貸住宅などで、手を加えられない、という場合も多いでしょう。
比較的すぐにできて、効果が高いのは、床までゆったり届く長さの厚手のカーテンを取り付けることです。最近は、遮熱効果が高いカーテンも出回っていますので、組み合わせて使ってみてはいかがでしょうか。窓から伝わる寒さが大分和らぎ、エアコンの暖房効果も高くなります。
カーテン以外にも、窓に張る防寒シートなどさまざまなグッズが販売されていますので、住まいの状況に合った物を取り入れてみるのも良いでしょう。
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皆さんとご家族が、この冬も暖かく幸せに乗り越えられますように工夫をしてみましょう!
さて、寒い時に活躍するのがコタツですね。そして、コタツは和室にとても合います。
そこで今回は、和室にスポットを当てていきたいと思います。
○ 今も昔も愛され続ける和室
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≪和室の特徴に込められた意味≫
和室最大の特徴は、なんと言っても畳です。芯部分は藁を圧縮したものが使われ、表面にはイ草と呼ばれる植物を編み込んでおります。
藁やイ草は湿度の高い季節には水分を吸収し、乾燥した季節は湿気を放出するため、部屋の湿度を調節する働きがあります。
そして、イ草の香りは日本人の好みに合っており、癒し効果があるという報告もあるそうです。
日本建築の特徴として、柱にも注目するべきです。レンガなどでできた西洋建築は、
壁から積み上げていく場合も多いですが、日本建築はまず柱を建ててから壁を作ります。
家を支えるのは壁ではなく柱なのです。
特に大切とされるのは、建物の中央で家全体を支える大黒柱です。一家の家長を「大黒柱」とも呼ぶのは、日本だけかもしれませんね。
そのためか、日本人は柱をただの建材としては扱わなかったのです。木目の美しい木材を選び、装飾的な役割を持たせていることも多いです。
≪和室のエッセンスを取り入れる≫
本格的な和室客間を設けるには十分な敷地が必要になりましが、広い家ではなくとも、生活空間に和室の利点を取り入れることは可能です。
家を新改築するなら、庭に面した部屋の一つに、障子を設置してみてはいかがでしょうか。家の中を覗かれる心配はなく、薄い紙を通した柔らかな光だけを取り入れられます。
新改築の予定がないなら、洋室を畳の部屋に変身させるのもいいでしょう。近年畳の良さが見直され、縁のない畳など、現代風家屋にマッチしやすいデザインのものも登場しています。
部屋に合う畳を選んで床に敷きつめれば、湿気を調節してくれるうえ、イ草の香りに癒されること間違いないです。
家づくりを考えるなら、和室のエッセンスを 取り入てみてはいかがでしょうか。

今回のコラムは《寒さ対策と和室の効果》についてご紹介しました。
お困りな点、お悩みごとなどございましたら、まずはお気軽にご相談ください。
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